2022/5/4記
みなさんは、死後の世界があると思われますか?
私は、死後の世界があることを実感してしまいました。
それは、母を亡くした時に体験したものです。みなさんも感じていただければと文章にしてみました。
母が亡くなったのは、3月終わり頃、すい臓がんが判り余命5カ月を前年11月に宣告されてから本当に5ヶ月ほど経った頃でした。享年69歳。
苦労も多かったので、平穏に過ごせる老後がもうそろそろ始まればと思っている年齢でした。
花の好きな母が今年の桜を見れるか気にしながら他界したのは、桜の開花の知らせが届く一週間ほど前の3月の土曜日で、この年の桜を見ることができませんでした。
私にとって、「そばにいて当たり前な人」が5カ月でいなくなるのは、はじめての経験で寂しいものでした。
通夜(日曜日)の夜のことでした。母の妹と私(長女)、弟二人(長男・次男)の4人で寝ずに話していたときのことです。
次男が「携帯がおかしいねん。」というので、私が「どうしたん?」と聞くと、
次男は「着信がないのにバイブ機能で携帯が震えていたり、ダウンロード止めているのに、勝手にダウンロードしたり。。壊れてるのかな・・。」
「いつ頃から?」と聞くと、
「オカンが危篤になった昨日の土曜の明け方ころからかな。」
次男以外三人は、顔を見合わせて言いました
「オカンかな・・、でもまさかね。」
母は、私たちと年の離れた一番下の弟(次男)を心配しながら亡くなったので、携帯に連絡しようとしたのか・・と思いました。でも、まさかそんなことできませんよね。
あくる日の月曜が葬儀でした。
たくさんの花に囲まれ、母が通っていた町内の婦人会のお友達がたくさん集まってくれた葬儀でした。そして、棺に入りきらなかった花を一束の大きな花束にして家に持って帰り、
仏前の大きめの花瓶に飾りました。
あくる日のからいつもの生活に戻り、私がその週 木曜18:30の語学教室に入っているときのことでした。
19時を過ぎたあたりにマナーモードにしている携帯電話のバイブ機能が動きました。
教室を出て廊下で電話に出てみると弟(長男)からで、泣きながらの電話でした。
「どうしたん?」と聞くと「花が・・花が・・」と言って咽泣いています。
私が嫁いでいる夫の父(S家本家)と弟たちからの二つの飾り花が届くことを思い出し「ああ、花届いた?」と聞きました。
弟(長男)「届いてんけど、違うねん。花が動いてん。」
私「何のこと?」
話を聞いてみたところ、、花瓶に生けた花の横に届いた飾り花の花籠を二つ置いて、三つ並んだ真ん中の花籠の中の花が動いたとのことだったのです。
父は入院しており、弟二人が残った実家で、お坊さんより四十九日までの間に七日ごとにお経をあげに来る予定表をもらっているので、その法要の用意を手伝いに近くの実家へ行き聞いたところ
その花が揺れた日、「夕方に田舎の幼馴染の○○さん、電話くれたよ、オカンの実家の前の小川で小さい頃に足をつけて一緒に遊んでてんてね聞いたよ、覚えてる?」って、そしたら、真ん中の花籠の中の花全体がワサワサと背が伸びたり縮んだりして、そのあとに前に垂れている一本の花が三十秒ほど揺れて止まらなかってん。。」
母の幼馴染が訃報を知り電話をくれたらしく仏前に報告していたところ、返事をするかのように花が動いたというのでした。
花籠は、飾っている花の上に透明のセロファンが覆ってあり、その上からリボンを飾っていました。そのセロファンの中の花全体がワサワサと上下左右に揺れたあと、前に垂れた一本の花が揺れて上下に三十秒ほど止まらなかったそうです。(続く)