MAAMItan’s blog

2022年9月以降8月に永眠した妻の遺稿をアップロードし、その後は妻がこの世に生きた証を残したい思いで引き継いでいます。

妻との食事

昨日は妻とよく行った京都のビストロ、ブションに行ってランチを食べてきました。

実は僕の誕生日が7月17日でしてこの日に祇園祭山鉾巡行が行われるのですがそれが3年ぶりに行われるということと翌日の18日も祭日ですので6月に妻が「ブションに行かへん?」と言っていたんです。あまり知られていませんがブションの前の二条通りは17日の夜7時過ぎに神輿渡御と言ってお神輿が通りますし、お祭り気分にも浸れるんです。妻は食べることぐらいしか楽しみが無いのは重々判っているのですが、コロナのこともあるし、どうしようかと考えてるうちに入院してしまい、行けず仕舞いになっていました。

 

この前の炙り餅以外今まで目の前の料理を写真に撮ることは全くしていませんでしたが今回は妻の為と思い写真を撮りました。昼のランチはメイン4種類の中からひとつ選びそれにデザートを付けるか付けないかからの選択になります。ハラミのステーキにデザートは妻の好きだったガトーショコラ、僕がいつも飲む薄めたエスプレッソを付けました。

 

 

 

この前に来たのはコロナ禍の始まる3年近く前だったでしょうか。この店にはBGMが流れていません。そこがフランスっぽいです。お客さんの会話の邪魔になるという配慮からだと思うんですがむこうの飲食店ではほとんどBGMは流れていません。店に入ったのはピーク時間帯を避けた1時半ぐらいでして10組ほどお客さんがいましたがひとりでいたのは僕だけでした。こういう会話を楽しむお店に入って話し相手がいないのは辛いですね。話がしたいのに話ができない、ファーストフード店に一人でいるのとは訳が違います。集団の中での孤独を感じました。

 

店を出た後、久しぶりに繁華街散策をしました。休日は人が多くてとてもそんな気になりませんが来月から働くことにしましたので平日ぶらぶらできるのも当分できそうにないのでいい機会かと思いました。

 

寺町通りから錦市場を西へ歩いてそこから四条河原町経由して父がおいしいと言っていた漬物屋さんまで行くことにしました。宮川町むらかみというお店です。宮川町のお茶屋街のそばにあります。妻も父からおいしいと聞いていて食べたがっていましたので彼女の好きそうな胡瓜の糠漬けと蕪の千枚漬けを買って帰りました。

 

そこから車を止めていたブションの近くの駐車場に戻るのに新京極通三条通りを西へ散策してスタート地点に戻りました。歩いてるときに思いましたが外国人観光客が増えましたね、本当に多いです。これから紅葉に時期に入ると日本人もどっと来ますのでもっと増えるのでしょう。