MAAMItan’s blog

2022年9月以降8月に永眠した妻の遺稿をアップロードし、その後は妻がこの世に生きた証を残したい思いで引き継いでいます。

新婚旅行

サクレクール寺院のあるモンマルトルからメトロで移動して凱旋門へ行きました。螺旋階段を昇って凱旋門の屋上から見たパリの景色はこれぞパリと言える素敵な景色でした。南側は近くのエッフェル塔が大きく見えました。妻は何故かエッフェル塔を行先にいれてませんでした。「エッフェル塔はいかへんの」と聞いたら「行ってもあんまり見るもんがないから」と言ってました。景色はモンマルトルの丘からもここ凱旋門からも見えたからなんだろうと後から思いました。たしかにエッフェル塔は外から見るモノです。

 

3日目は電車に乗ってベルサイユ宮殿へ行きました。パリ市内から30分ぐらいだったと思います。11月初めのパリは日本の12月ぐらいの気候で結構寒かったのを覚えています。宮殿に入る前に入り口近くにいた土産物売りのお兄さん(色が黒かった)に「ニイハオ」と声をかけられたのが印象に残っていて旅行から帰ってきてからも妻は僕に「ヴ ゼ シノワ」とか言って遊んでました。僕は「シノワに見られたのはお前やろ」と言ってましたがどっちがシノワに見られたのか真相は分かりません。ベルサイユ宮殿は広大ですから見て回るのにここだけで一日費やしました。宮殿の中が素晴らしいのは言うまでもありませんが妻は下調べしていたマリーアントワネットの離宮トリアノンに惹かれていました。18世紀の農村みたいな景色の所で趣きがある所です。

ベルサイユ宮殿の庭園を散策中

 

夜はオペラ座などのあるパリの中心部へ行きギャラリーラファイエットで買い物をした後、三日目にして早くも日本食が食べたくなり鰻屋さんの野田岩パリ店へ行きました。

朝は普通のホテルの朝食ブッフェでしたが昼夜は着いてからずっとフランスの料理でちょっと飽きていました。鰻屋さんでもギャルソンがいて入ると日本語で「いらっしませー」と言われたのには面食らったのを覚えています。このときのことも印象に残ったようで妻は後々まで思い出として話のタネにしていました。

ギャラリーラファイエット