MAAMItan’s blog

2022年9月以降8月に永眠した妻の遺稿をアップロードし、その後は妻がこの世に生きた証を残したい思いで引き継いでいます。

旅の思い出

2013年の3月に妻のお母さんが享年69歳で逝去されました。お母さんは鹿児島の現南九州市から学校卒業後就職で大阪に出てこられました。お母さんは病気が進行した時に「鹿児島に行きたい」と言われていたそうでその年のゴールデンウイークに妻と妻の弟たち、お母さんの妹の4人でお母さんの代わりに鹿児島へ車で旅行に行っていました。お母さんとの話は去年9月17日から4回に渡って妻が書いた文章を載せています。お母さんには結婚後には自分で作られた野菜をよく持って来てもらいました。夏には大きな西瓜ももらいました。いつも玄関先でニコニコされながら「真由美はいますか?」と言われていたのを思い出します。お母さんは妻に「人のやりたがらない仕事をする人こそが尊い人なんだよ」と言われていたそうで人としてできた人でした。妻はお母さんのそういうところを引き継いでいました。その年の夏は初盆でしたので旅行には行きませんでした。

 

妻のお母さんが亡くなったときに「まだ若いのに、かわいそうになあ」と言っていた僕の母が翌年の3月5日に享年79歳で亡くなりました。生前母は高野山に行ったことがなかったので「一度行きたい」と父に言っていたそうです。父も妻も行ったことがなかったので母の願いを叶えたいと思って7月19日からの3連休に和歌山方面に父と妻と3人で行くことにしました。7月19日には和歌山城紀三井寺へ行き、夜は和歌浦のホテルに泊まりました。

翌日は高野山へ行きました。僕は少し前に奥の院だけは行ったことはありましたがこの時に初めてじっくりと全体を回りました。うちは真言宗なので行っておくべきだと前から思ってはいました。

                                 ↑父と妻

↑妻と父

お昼は宿坊で精進料理を食べてその日は龍神温泉の上御殿に泊まりました。

翌日は高野山へ戻る途中にきれいな紫陽花を見つけ妻が何枚も写真を撮っていました。

昨日まわり切れなかった徳川家御廟などを見て帰路につきました。

この頃は僕たち夫婦にとって辛いことが立て続けに起きてやるせない気持ちになりました。でも今の方がその頃よりもずっとやるせないです。一昨日、夢で妻に会えました。夢に出てきたのはその時が亡くなってから初めてです。その日の朝は気持ちよく過ごせました。夢ででも会えたら嬉しいものです。