MAAMItan’s blog

2022年9月以降8月に永眠した妻の遺稿をアップロードし、その後は妻がこの世に生きた証を残したい思いで引き継いでいます。

妻の友だち

今日、妻の友だちが二人、来週一周忌ということで来てくれました。会うのは去年の9月以来です。

その時は3人で来てくれましたが、一人は用事があって来れないとのことでした。僕と妻は同じ府下で子供時代を過ごしましたが市は違い車で20キロ位離れています。

僕は田んぼを切り拓いた新興住宅地で育ち、妻は先祖代々から住んでいる人の多いところで妻はムラと呼んでいた地域で育ちました。妻の友だちは今でもムラに住んでいる人も多くいるみたいです。

妻は実家の近くに家を買って住んでいました。

妻と結婚する際には僕が持ってたマンションが別にありましたが妻が仕事を続けて行きやすいように妻の家に住むことにして今に至ります。

新興住宅地とムラでは、結構違うことが多いです。僕の所は団地も校区に沢山あったので小中学校の頃の友だちはどこに行ったか、全く判りませんから同窓会など成人前にやったきりです。うちも家は売って親も慣れ親しんだ街に帰りましたから消息不明者のひとりです。もっとも同じ中学校から高校に100人ぐらい行ってますから高校の校友会名簿みたいなのを見たら連絡はつきますが。

一方、妻はムラ育ちなので人間関係が濃密で社会人になってからも男女混ぜて10人くらいでスキーや旅行、テニスなどやっていました。同じ大阪でもだいぶ違います。僕としてはそんな妻の生活が羨ましく思いました、楽しい日々が過ごせたみたいで。グループの中で結婚した人もいます。

今日来てくれたのはその中の友だち二人です。小中学校から同じ、幼馴染。僕の知らない昔の妻のことを知っている二人です。

僕が9月以降、どうしてたとか、最近どうしてるとか、そんな話が中心でその間に妻の話をチョコチョコしてました。二人とも明るく話ができて、僕の心も晴れました。職場でもちょっと雑談はしますがそれとは別物ですね。昔の何気ない日々が戻ってきたように思えて楽しい1日が過ごせました。

来てもらえたということは妻のことを気にかけてもらえているということですからそのことが嬉しかったです。妻のことが人々の記憶から消えてしまう、忘れ去られてしまうということが僕にとって一番悲しいことですから。