これから書くのは先月の28日にあった出来事です。
妻がいたときに妻の持ち物で「もう使わんから売って」と言われた健康、リラクゼーション用具を十数点メルカリで売りました。
元々が万円単位の物なので売って20万円近くになりました。
妻がいなくなった後、持っていたいと思わない物、未使用品でこの先も使わないだろうと思う物は僕の物、妻の物問わずヤフオク、メルカリ、リサイクルショップでどんどん売っていきました。
元々が家持ち同士で結婚したので基本的に持ち物が多いのです。
それに加えて18年前の両親の引っ越しと6年前の父の実家仕舞いのときに換金できそうな物を持ち帰りましたから尚更多くなりました。
この1年5ヶ月間で100点近くは売りました。
そういう状況の中、ずっと売れなかった特殊な医療用品が一昨日売れました。
妻の足には強皮症に因る皮膚潰瘍傷が5年以上の間できていて治療にはいろいろ薬を変えましたが最後まで治ることはありませんでした。
その潰瘍傷を保護する為に手術用の特殊な柔らかいラミネート状の非常に高価な品です。
先ほどそれを近所のヤマト運輸の集配センターに持っていったときのことです。
先客の女性がいてその人にセンターの人が送り先の確認かなんかしていたのでしょう。
その女性はなんと◯◯◯まゆみ、僕の妻の名前を言ったのです。
「ええ!」驚きました。
妻が最後まで使っていた品を送りに来たら前の人が同姓同名の人に物を送ろうとしている。
偶然にしては出来すぎてる話です。
あの世でもまだ妻は医療用品がいるのでしょうか?
妻は結婚して姓が変わって、新しい名前の同姓同名の人が歌手と画家にいるのがネット検索して判り「芸術家に多い名前やからな」と言ってたことがありました。
ちょっと嬉しそうだった妻の表情が思い浮かびました。