MAAMItan’s blog

2022年9月以降8月に永眠した妻の遺稿をアップロードし、その後は妻がこの世に生きた証を残したい思いで引き継いでいます。

八回目の月命日に思うこと

八回目の月命日を迎えました。もう八ヶ月、まだ八ヶ月。妻はこの世に居ない、不思議な気がします。この世から消えてしまうとはどういうことなのか。なんかまだ納得がいかないというか受け入れたくないというか。10年以上いた正社員で働いていた職場も一人だけの事務所で誰とも会話もせず過ごしたり結婚後は友達に会うこともほとんどなくなり、普段の生活で会話をする相手はほぼ妻だけだった、そういう生活を15年近く過ごしましたので妻がいなくなり心にぽっかりと穴が空きました。結婚してからの仕事以外の人付き合いのうち9割は妻との付き合いです。空虚感をひと時でも忘れたいと思い、去年11月から仕事を始めました。その仕事ももうすぐ6カ月になり、職場にも慣れてきました。家に帰ってからようやく去年の今頃みたいに晩御飯を作ろうという気になってきました。去年の今頃は家の近くで働いていたので6時過ぎに家に帰ってからコーヒーを入れておやつを食べて一休みしてから晩御飯を作って7時半頃に食べていました。でも今は一人で食事。テレビを見ていてふと思ったことを妻がいた頃のようにソファの左側、妻の定位置に向かって話かけています。もしこの先父親と同じだけ生きるとしたらあと31年以上あります。孤独のグルメは好きですが31年以上孤独な生活が続くのかと思うと果たしてそんな生活を続ける意味があるのかと考えることもあります。

妻は自分が亡くなるなんて思っていなかったから終活なんかせず、何から何まで置いたままでした。自分が食べたくてオイシックスで買った食べ物も冷凍庫にいれたままで置いていきました。梅干しとか梅酒、日持ちのするものもそのままです。9月以降、自分と妻が持っていてこの先不要だと思えた物、およそ50品目ぐらいはヤフオク、メルカリ、リサイクルショップで売却しました。交野のマンションの分も含めていらない家具や布団は粗大ごみ焼却場に持ち込みました。でも普段の生活の場である部屋にある物は妻がいたときから何も変えていません。妻と過ごした場所を少しでも長くそのままにしておきたいと思っています。