MAAMItan’s blog

2022年9月以降8月に永眠した妻の遺稿をアップロードし、その後は妻がこの世に生きた証を残したい思いで引き継いでいます。

妻と出かけたときの思い出

2011年4月10日は奈良の室生寺へ出かけました。その年はまだ桜を見に行ってなかったのですが大阪での桜の盛りの時期は過ぎていたので奈良の山奥ならまだだろうということと室生寺には行ったことがなかったのでその年の花見場所にしました。

妻の後ろに写っているように室生寺は古来女人高野と呼ばれていていて昔、高野山への入山を許されていなかった女性が高野山の代わりに訪れた由緒あるお寺です。僕たちはお花見を楽しんだ後、確かその近くの温浴施設に行ってお風呂に入って帰ってきた記憶があります。

7月16日には祇園祭宵山と翌日には山鉾巡行に行っています。二日続けて京都に行っていますが京都に泊まってはおらず、八尾まで帰るとまた出てくるのが遠くなるので交野に帰ったと思います。

17日の夜は僕の誕生祝いもあって寺町二条のブションで晩御飯を食べて帰りました。

去年10月にブションに行きましたが一人では寂しかったです。妻と一緒に行ってたときのことが脳裏に浮かび涙ぐんでいました。よく○○ロスとか言いますが真由美ロスはとてつもなく辛いです。人生最大、最悪のロスです。最近は涙ぐむことはほとんどなくなりましたが会いたい気持ちは募ったままです。しかし実現することはできない、何を楽しみにこの先、生きていけばいいのか、父と同じだけ寿命があるとしたらまだあと31年あります。しかも父は40代後半に糖尿病になっていましたから61歳当時の父より僕の方が健康だから31年以上生きる可能性が高いです。別に妻が居た時が毎日楽しくて仕方がなかったわけではありませんが少なくとも今のように物事への興味、執着心も薄れただあてもなく、死なないから生きているという状態ではありませんでした。