去年の8月1日、この頃にはポートの埋め込み手術が終わり、妻は中心静脈栄養に切り替えて過ごしていました。妻の体調については妻の弟にだけ伝えていて他には誰にも話はしていませんでした。余計な心配をかけたくないし、コロナで病室には入れてくれないし。以前から父がときどき家に電話をしてきていて、妻と話をしていました。今度父から電話がかかってきたときにもう食事ができない体になったことを伝えるべきかどうか悩みました。
以下8月に入ってからの妻とのショートメールのやり取りです。
食事ができない体になったけど栄養剤で体調が良くなってきたので妻は「いまのうちに私はムッチャ元気な姿に変わる予定です。頑張りますわ。」と書いていました。7月17日に心臓が健常者の４割しか働いていないと主治医から聞かされていたので僕は不安な気持ちで日々を過ごしていたのですが妻は前向きでした。彼女はいつも前向きでした。本当に立派な人でした。そんな妻と結婚出来て僕は幸せでした。
