MAAMItan’s blog

2022年9月以降8月に永眠した妻の遺稿をアップロードし、その後は妻がこの世に生きた証を残したい思いで引き継いでいます。

一年が過ぎて

早いもので妻と永久に会えなくなって一年が過ぎました。一年前の今頃、どうしてこんなことになってしまったのか、なんで全身性強皮症になってしまったのか、悔やむことと悲しさと虚しさ、死を受け入れることが出来ない気持ちで、なんかすべてのことが無意味なことに思えてきていました。

生きていてもしょうがない、楽しいことなんて何もないという思いと絶望感、虚脱感に襲われました。せめてもの供養と妻との思い出を整理したい、妻が生きてきた証を残してやりたいという思いでブログを書き始めました。ブログを書くことによって心の中が整理できて苦しい思いを吐きだすこともできたと思っています。

でもやっぱり寂しいです。一年前に比べたら悲観の度合いも下がり、涙ぐむことも少なくなりました。俗に言う日にち薬の効果なのでしょうか。でも妻に会えない、話ができないという事実は覆るわけでもなく多くの人々が普通に行っている二人でのたわいのない会話や共同生活ができないのはやっぱり辛いのです。

このような毎日がこの先も続くかと思うとやるせない気持ちになります。大学を卒業して以降、一人暮らしになりましたが若い頃の一人暮らしと今とでは日々のモチベーションが全く違います。ほとんどの人がそうでしょうが若い頃には寂しさなんか全くありませんでした。

妻の前に付き合っていた女性と半同棲状態を何度も繰り返して、その後別れてから一人暮らしが寂しく思えてきて結婚したくなり、妻と巡り合おうことができました。そして去年妻と永遠の別れを体験することとなり、14年以上共に暮らしてパートナーがいるっていうことはいいもんだと実感できた後での一人暮らしはただただ無味乾燥な毎日をいたずらに過ごすだけの死ぬまでの時間潰しとなってしまいました。

この先、何を楽しみに生きていけばいいのか分かりません。辛い気持ちになることが少なくなったことだけが一年前よりましな事柄です。